《継続は力になります》
新年になって、予定されていた社中の新年会や淡交会の新年会が延期や中止となりました。暮れの最後のお稽古では、新年会に何を着てくる?お点前はどうします?などと、先生とみんなで話ながら「いい着物が無い!」なんて言う人には、「いいの、成人式の時の着物でも、振袖引きずりながらお点前したら?」なんて、みんなで大爆笑していたのにね~。雪の積もり具合とコロナの蔓延で延期となり、お仲間と逢えないまま2月いっぱいお休みせざるを得なくなりました。
長期お休みとなると、寂しいものです。立派な生徒ではありませんが、私にとっては、日常の忙しさから離れるひと時の息抜きの場なのです。お仲間と楽しく話すのも、赤々と燃える炭の炎、お釜からしゅんしゅんと沸き立つ松風の音も、茶筅を振り香り立つ緑のお茶も、どれもこれも気持ちが整う時間です。
毎週金曜日、何年通っているだろうか・・。お稽古を続けていて仕事や生活に色々なことがあったけれど、その都度先生やお仲間に支えていただいた。水害の時ほど、お茶を続けてきてよかったと思ったことはありません。行き場のない中で、私を迎え入れてくれる場所がある、これだけでどんなに救われたかわかりません。
中途半端な私が、お茶だけはやってこられたのは、先代と今の先生のお陰。そして社中の皆さんのお陰。お点前は決して上手ではないし、忘れることばかりですが人生で出会った唯一のものです。
「受け継いだものは次の世代にお返しして欲しいの」とは、先代の先生の口ぐせ。
仕事の合間に半日だけ時間をとって、お稽古に出かけるのはとてもせわしいけれど、頂くお濃茶は格別の味。毎回季節のお菓子と新しいお茶を用意してくださる先生に感謝です。お稽古が長期お休みになると余計恋しいお茶の味です。一人ではやはり味気ないものです。
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