長野市、既存住宅の断熱リノベーションについて、お聞かせください。
◆地中熱活用の断熱リノベーションとはどういうものなのか、お話を伺いたいのですがご都合はいかがですか?
「今回、脱炭素社会に向けた事業の取り組みを紹介するにあたり、地中熱を活用した断熱リノベーションを施工している御社を知りました。ついてはご都合の良い日に取材させていただけませんか?」 と、地元新聞社の取材オファーをいただきました。

タイガハウス地熱データーの説明をする社長
断熱リノベの施工方法や、地熱の利用方法については2010年に新築したモデルハウスでの地下5メートルまでの温度変化データーを見ながら説明させていただきました。
◆断熱材は部屋側から入れるのですか?
いいえ、部屋側から断熱材は入れません。断熱材は外部の壁を剥ぎ、そのうえで外側から気密を取るための板を隙間なく張り、その上に板状の断熱材を張っていきます。その時、基礎の外側からも同じように断熱材を張り付けていきます。そのまま小屋裏天井までキッチリ断熱材で覆っていきます。このようにすることで、家は完全とは言えないまでも、それに近いかなり気密性の高い高気密・高断熱住宅になります。そして、地中に蓄えられている太陽の輻射熱を効率よく利用できるようになるのです。
◆壁内部に通気層を造ると木材が長持ちします。
断熱材を壁外側から張るということは、壁内部に通気層ができるということになりますので、木材が湿気で腐ることもなくカビやシロアリの被害からも家を守ることにつながります。ここまで施工すると家も命を取り戻し、この先何十年も住みつないでいくことができるようになります。

基礎外側に断熱材を張っていく
◆室内は一年中24時間熱交換換気システムで冬でもさわやか!
また室内は24時間熱交換換気システムにより、2時間で室内の空気を入れ替えているのでコロナ対策にも一役買っているのです。壁内部と室内の強制換気により家の中に湿気がこもることもなくなり結露の問題からも解放されます。
このように大賀の断熱リノベは、新築の場合とほぼ同じような施工になります。予算に合わせて二階部分の内部はそのままにしておいたり、将来を考え平屋にするというような減築工事の選択も可能です。

二階建て既存住宅断熱リノベ前全景 ↓

二階部分を取り除き平屋に、断熱リノベ完成
◆日本の住宅寿命は世界一短命といわれているけれど・・。
築40年の家だから・・なんてあきらめないでください。今回の取材で家を壊してしまわなくてもよい方法があることを大勢の皆様が認識してくれたら、日本の住宅寿命は大きく伸びることになります。築40年であってもそれ以上でも、断熱リノベーションは可能です。(まれにお勧めできない場合もありますので、住宅点検させていただきます。)
定期的に開催している見学会などで実感していただくことができますので、是非ご参加してみてください。
真冬の見学会は特におすすめです。
長野市断熱リノベ・ 高気密・高断熱の地中熱活用住宅ならタイガハウス
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長野市を中心に断熱リノベーションを多数手がけています。
開けっ放しのドア
子どもの頃、冬にリビングのドアをしっかりと閉めないと、
母から「あっ!また開けっぱなし!」と、よく注意されたものです。
ところが、この寒い季節に大賀のモデルハウス兼事務所の室内のドアというドアは、
1階も2階もすべて開け放たれています!
実家の母が見たら、きっと黙っていないことでしょう・・・。
しかし、すべてのドアを開けていても、どの部屋でも不思議と寒さは感じません。
1階では、1台の蓄熱暖房機が21℃の設定でついていますが、
2階は暖房器具を1つも使わずとも、常に20℃前後に保たれています。

2階の温度は常に、20℃前後に保たれている。
家中の部屋の温度が20℃前後あると、真冬でもモコモコに着込む必要がないので
厚着が嫌いな私は、春先とあまり変わらない服装で快適に仕事をしております。
地中熱システムのファンにより、家中の空気が、床下から壁の中・天井裏まで、
ずっと循環し続ける為、各部屋の温度差がほとんどなくなります。
そして、蓄熱暖房機からじわじわと放出させた温かい空気が家の外に
逃げていかないので 家中のドアがすべて開きっぱなしでも、
どの部屋も寒くないのですね。
タイガハウスの家で、毎日を過ごしているとドアを閉めて歩く習慣がなくなるので、
久々に実家に帰った時に、母から「あ!開けっぱなし!」とまた叱られてしまいそうです・・・。