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2023.07.25

大賀蓮(おおがはす)の花

 暑中お見舞い申し上げます

富士見町の井戸尻史跡公園の大賀ハスの花が今見頃とのことで、この暑い中行ってきました。前から弊社と名前が同じなので気になって、一度見てみたいと思っていました。

弊社の場合は無理やりタイガと読ませているのですが、本当は「おおが」と読みますよね。私が名付け親なので社名の由来と、ごろも考えて大賀と書いて「タイガ」と読んでもらっています。

「大賀(おおが)ハス」は、昭和26年に大賀一郎博士によって、千葉県の2000年以上前の地層から出土された種から育てられ、別名「古代ハス」とも呼ばれます。 

このハスは、泥水を俗世と見立て、そこから咲きだす清らかなハスの花を仏様に例えた由来のあるハスとのことです。


大賀ハス

井戸尻史跡資料館の前に車を止め、そこから数分歩くと水車が涼しげな水音をたてています。そこから先はスイレンの池がいくつかあり、白やピンクのかわいい花を見ることができます。

その向こう、奥の池に大賀ハス池がこじんまりとつながります。

大賀ハス

大賀ハス

大賀ハス

 

「古代ハス」の種は日本のあちらこちらで花開いたようで、長野県内にもいくつかの場所で美しいピンクの花を咲かせているようです。

 

昔、善光寺の放生池(ほうじょういけ)には、この池全面が大賀ハスで彩られていた、と言うのですが、善光寺さんはすべての生きるものを受け入れる仏の教えから、あるがままを受け入れいつしか池の生き物により、このハスも途絶えてしまったようです。今また復活させようという動きが出ているらしいのです。

確かにあの頃、珍しいピンクのハスの花をきれいだな~と見ていた記憶はあるのに、ただぼ~っと眺めていただけだったので、はっきりと覚えてないのが残念です。

 

帰り道スイレンの葉っぱの上を飛ぶ赤とんぼを見つけてしまいました。この暑さの中でもう赤とんぼですか? 梅雨も明け夏本番と思っていたら、自然界はもう秋なんですか? 

大賀ハス

夏も冬も、ちょうどいい加減を忘れてしまったようで、年々厳しくなってきています。ですが小さな生物が元気でいてくれると少し安心します。

皆さま体に気を付けて、元気に夏休みをお迎えください。