伊那・高遠城址公園の桜はあまりにも有名ですが、この季節は混んでいて遠方から行くには早起きしなければなりません。最近はコロナ禍でどうなんでしょうか?
このところの好天気に杏も桜も満開状態です。長野市の北の方はまだかな、と思っていたら善光寺さん界隈でも咲きだしはじめました。例年よりずっと寒い冬を過ごし、待ちに待った桜です。いきなり咲いてあっけなく散らないでほしい。せめてもう一週間ほどその姿を眺めさせて欲しい、一年待ったんですから・・・。
昨日、高遠城址公園に行くつもりで出発したのですが、途中あずみ野に寄ったりして遅くなってしまいました。。
でも、行く途中に素晴らしい桜の名所を発見してしまいました。高遠城址公園ばかりを目指していて気が付かなかったのですが、ここも素晴らしい景色です。
遠くに雪の南アルプスを望んで、伊那・六道堤の桜は今最高です。
ここから見ると何だか千曲市・春田公園の感じに似ているようです。
枯れ木に花が咲く、とはまさに桜のことなのだと思わせてくれる枝ぶりです。
堤が完成して160年~170年経つそうです。多くの人の手がこの堤と桜を守ってきたのだと思われます。
幹が苔むすまでの古木なのに、まるで若木のように枝いっぱいに花をつけて見事です。
観光化されず、静かに桜を眺めながらゆっくり写真を撮れる素晴らしい場所です。やがて花弁が用水いっぱいに浮かび、風になびく様子も想像できます。高遠城址公園に行く前に立ち寄ってみてはどうでしょうか。また違う味わいの桜です。