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2012.03.30

【築50年の家・長野市・エコリフォーム】現場レポート③

しばらくでした。

今回は、基礎の補強工事を行ったので、そのレポート。

炭素繊維補強と言って、そのモノ自体は飛行機などの機体にも使用されている素材だとか。

これが炭素繊維補強材。

パッと見、「こんなんで、本当に大丈夫か?」と思うほどのモノ。

ですが、これが接着剤と固まれば、かなりの引っ張り強度(鉄の10倍)になるそうです。

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まずは炭素繊維補強を行う基礎部分をサンダでこすり、

既存モルタルの残りを削ったり表面を粗くします。

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次に、中性化している既存基礎を、再アルカリ化させるための液体塗布。

この作業を数回繰り返し、基礎コンクリートによくしみこませます。

中性化している基礎コンクリートにそのまま塗り付けても強度は出ないそうです。

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次に接着剤を塗り、先程の炭素繊維補強材を貼り付けます。

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新築の場合、「ホールダウン金物」という

地震の縦揺れ時に、柱が土台から抜けない様に止める金具が有るのですが、

こういうリフォームの場合は取り付けられない場合がほとんどです。

実際、今回の工事でも「ホールダウン金物」を取り付ける事が出来ませんでした。

今回は引っ張り強度が高い炭素繊維を基礎補強に採用しましたので、

“実験的”に炭素繊維を柱に貼り付けて貰いました。(非公式な使い方なので、どこまで効果が出るかは定かでは有りませんが、何もしないよりはいいかと・・・)

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更に今回、基礎の外断熱も行うので、

無理言って、炭素繊維の接着剤で一緒に断熱材も接着して貰いました(笑)

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その断熱材を保護する為に、左官屋さんにモルタルを塗ってもらいます。

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建物外周に寒冷地仕様の敷設断熱を敷き、ようやく埋戻しとなります。

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ようやく建物周りの埋戻しも終わり、現場も少し片付いてスッキリした気がします。

来週いよいよ足場が掛かり、本格的に大工工事が始まります。