「この家寒いから、内窓を付けてみようか?」・・から始まった三世帯同居住宅
いい家を少しでもお得に手に入れるための住宅ローン減税は、2019年10月から特例措置として3年間延長され、いよいよ今月(9月)末で終了します。消費税率8%⇒10%になった住宅に対しての特例措置です。
弊社は今まさに製図版に向き会い設計している最中の件があります。
「この家、寒いから内窓を付けてみようか?」・・から始まった三世代同居住宅のリノベーションでしたが、この家に三世代で住むにはリノベーションでは無理な条件が多すぎました。
1)もともと5人家族一世帯の現在の家の広さで三世帯同居には無理があるのではないのか?
2)将来を考えると、ほかで暮らしている両親のどちらか片方となった時引き取るスペースがない。
3)現在の家の状態で「リノベーション」した場合、その後の耐用年数はどれくらいなのか?
4)現在の家に広い部屋を増築すると、確認申請も必要になり、家本来の間取りも使いにくいのではないか?
5)同一敷地内に独立した家2軒を建てることは基本できないが、建てようとすると制約や手続きが必要。
6)それぞれの家庭の水道・光熱費の負担はどうなる?税金面では?
日々の暮らしにかかる費用の分担などは明確にすることが最も重要です。
このような不安材料を鑑みると、いったんは更地にして、できるだけそれぞれの希望を生かしながら、できるだけ
各人の生活を重視しつつ・・完璧でなくてもそれに近づけるような間取りを考えてみた方が得策ではないか・・。
建築費用を考慮すると、少しでも自己負担を軽くするためできれば住宅ローン減税は活用して欲しい。
9月末のタイムリミットに向け書きあげた図面を持参して、お施主様のお宅に打ち合わせに行くところまでになりました。
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