築35年も経つとかなり家も傷んできます。
昨年思い切って改修工事を済ませて快適になったのですが、
玄関のガラスブロックがどうにも傷みがひどいのです。
ブロック本体をよく見ると割れがかなり入っており、 中に水が入っている場所さえあります。
水害でご近所さんも改修工事をしているのを幸いに、思い切って傷んでいる箇所を 補修することにしました。
職人さんは長野市界隈では見つからなかったので、
他県から来てもらいましたが このコロナ禍です。
お願いしてもいいのか少し不安でしたが、 来てくれる方も不安を抱えながらも、
石川県から来てくれました。 有難いです。
傷んだカラスブロックを探してサンンダーで1個1個ガラスを砕いていきます。
工事見積の時より、傷んでいる個数がかなり多かったようで、 予定の工期の倍ほどかかったようです。
結局こんな状態で、ものすごい歯抜けになってしまいました。
ガラスブロックは強いといっても、35年も西日にさらされていると 本当にもろくなってしまいます。
かといって、これを全部取り換えるとなると大変な工事になります。
玄関のガラスブロックがスッポリ抜けると、物騒です。
わずかなガラスのかけらまできれいに吸い取り、玄関内部には埃も 出ないように神経細やかに工事をしてくれました。
元のデザインと同じものは35年も経っていると製造しておらず、
違うものが取り除かれた後に入りましたが、それもランダムに入っているので
チョッとしたデザインのように感じられ、違和感がないのが嬉しい。
外側から防水塗料を塗って、見事に工事完了です。
きれいに補修された我が家のガラスブロック玄関を前に 職人さんも私もしばし見とれてしまいました。
人との出会いはどこでつながるか分かりません。
ただ仕事をして頂く、仕事をして帰る、ではなく人生もお互い中盤を過ぎると
色々な身の上話もしたくなるものです。
長野方面には時々来ているとのことなので、近くに来たら是非寄って欲しと思っております。
すっかり明るくなった玄関には何かいいことが入ってくるような予感がします。