外断熱を強化する地熱住宅エコシステムは、
家全体の断熱を強化して、
暖房温度を低くする (18℃前後)ことで、
家の中の温度差を少なくするという
アイヌの住宅チセから発想を得て、
千葉県のエコホームズ㈱で完成されました。
冬の体感温度は、空気の流れが少なければ、
室温と周囲の壁などの表面温度との平均で決まりま す。
18℃前後の地中温度に包まれたエコシステムの住宅は、
日射のない夜も壁や床の表面温度が あまり下がらず、
床下地中とほぼ同じ温度レベルをキープできます。
今までの一般住宅では
壁や窓の表面温度が低いので、
室温を高くしなければ
体感温度を18℃程度に することはできなかったのです。
冬の間、暖房機を使用するのは、
「暖かくするため」ではありません。
夏から持ち越している床下地中を含めた
「家中の温度を下げないため」で、
1階の1台のエアコン(又は熱暖房機)を
18℃~20℃前後に設定して11月頃から 冬中連続運転します。
(長野県のような寒い地方では寒くならない頃がいい)
そして、春にエアコン(暖房機)のスイッチを切ります。
これが基本的な暮し方です。
この住まい方によって、
夏から持ち越している床下地中温度を下げずに
室温を支えるわけです。
日本の住宅の冬の住まい方は、
寒さを感じてから高温で暖房機を動かす「採暖」でした。
エコシステムは、
冬中室温を下げないための「暖房」を
ごく低温で継続して行います。
(この暖房の考え方が、
アイヌの住居「チセ」をヒントにした考え方なのです。)
冷えきってから暖房機をつける「簡潔採暖」よりも、
冷えないようにする「連続暖房」の方が
消費電力は、ずっと少なくすみます。
そして何よりも、
低温(18℃~20℃前後)でも寒くないため
結露することがほとんどありませ ん。
このようにエコシステムは、
自然で健康的な室内環境を実現できるのです。
私たちのテーマは
家族・住まい・地球が 「長生きするための家づくり」です。
「長生き」には3つの意味が込められています。
1) 家族が健康に長生きするための環境を実現すること
2) 住宅が長生きできる(長持ちする)ように、構造材を腐らせないこと
3) 地球が長生き(地球温暖化防止)するため、高断熱・高気密住宅にすることです。
まだ地中熱住宅を体感していない方、この冬是非体感してみて下さい。