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2021.07.15

築32年の家が壊されていく寂しさ

台風19号の後、空き家になってしまったお隣の解体工事が始まった。

この家の希望に満ちた地鎮祭から今日解体されるまで、まさか自分が一部始終を見

ることになるとは思いもしなかった。


 

家はそれぞれの家族の生命を守り、笑ったり泣いたりしながら暮らしてきた思いが

交錯する、自分の人生そのものの場所。

 

 

人は高齢になるほど思いが深くなるものだと実感するのは、自分も間違いなく

年を取っていくから。

 

だから、そこに暮らす方々の日常や健康面を考えると、断熱リノベーション

が可能ならどうしても勧めたくなってしまう。

職業病かもしれない。

 

 

長い間家族を守り抜いてきた家を、30年や40年で壊すのを見ているのはやはり辛い。

これから先も、きっとそこに暮らす家族を守ってくれるはずだったのにと思わずに居られない。

 

 

 

ぽっかり空いた空間に違和感を感じながら、今まで見えなかった景色に驚いたりしている。