【築40年の断熱リノベ見学会】で見えてくる”それぞれの家のお悩み”
長野市・築40年の断熱リノベーション見学会を終了して・・。
9月25日に開催された『築40年の断熱リノベーション見学会』には多くのご家族様にご来場いただき、本当にありがとうございました。皆様お疲れさまでした。
コロナ対策として一家族様限定でのご案内でしたが、皆さまからたくさんご質問いただき、1時間半ではご説明する時間が足りないくらいでした。
タイガハウスのホームページをご覧になり、「地中熱活用住宅」について調べてからご来場くださった方もおられ、地中熱活用・断熱リノベへの関心が高まっていることを感じました。
皆さまのお話を聞いていくと、「冬の寒さを何とかしたい。」「結露に悩んでいる。」「家中の温度差をなくしたい。」など、どのお宅も同じお悩みを抱えているようでした。
◆大きな家にお住いの方々の本気のお悩みは皆さん一緒です。
実は、そのような切実なお悩みは今回の見学会の方々ばかりではないのです。
弊社では最近新築よりも「断熱リノベーション」のお問い合わせが多くあります。中でも壊したくないほどの立派な家にお住いの方々からのお問い合わせがほとんどです。築30年~40年ほどの、これから住みやすくなってくる段階の木造住宅なのです。
ですが築35年ほどのこの当時の住宅は、どのお宅も冬の寒さ対応がほとんど取られておりません。家族構成も生活様式も35年前と今とでは大きく変わって来ております。ですから皆さんのお悩みはほぼ一緒になります。

築50年の家の基礎補強工事、炭素繊維シート貼り付け工事中
◆私の家を温かくリノベーションしてくれる工務店が見つからないのです!
「冬の寒さから解放され、今の生活様式に沿った間取りに変更してくれる、そんな工務店を探しているんですけどどこに行っても、どの工務店でも建て替えを勧めてきます。でも壊すなんて考えられないです・・」
「あちこち、色々展示場を回りました。ほかの工務店にも見てもらいました。気になる雑誌もみました。ここに来るまでに随分色々見て回りましたが、どうも納得できないのです。」

検査による耐震補強検査
◆百聞は一見にしかずです。次回は「真冬の断熱リノベの家」を体感してください。
今回の見学会は秋の良き日でしたので、寒さを体感していただくにはあまりにも早すぎました。それでも温度測定器で床、床下点検口の中、天井、壁、レンジフードなど手当たり次第に温度を測定し、皆様それなりに面白がっておりました。今の時期ですと、床下22度~室内24度ほどです。

屋根断熱工事中
「雪が降るほど寒くなったらまた来ます」といって皆様はお帰りになりました。地中熱活用の断熱リノベーションは脱炭素住宅であり、このような長期優良住宅化リフォームは国から最大300万円の補助金が支給されます。
気を付けて欲しいのは、この補助金には期限があるということと、長期にわたりこの家を維持管理していかなければならないということです。家は建てては壊すのではなく、メンテナンスしながら長く暮らしていくことが今後さらに望まれます。
自然素材100% シラス壁の性能
モデルハウスに見学に来られたお客様から「この壁は、珪藻土の壁ですか?」とよく聞かれます。
同じ塗り壁ではありますが、珪藻土の主原料は、珪藻。つまり植物性プランクトンが太古の昔に堆積したもの、
一方、モデルハウスの内壁「シラス壁」の主原料は、火山灰「シラス(白洲)」が堆積したものです。
珪藻土自体は自然素材なのですが、その結合剤として接着剤などの合成素材が使われた塗り壁材も多く存在します。
珪藻土の塗り壁にしたのに、接着剤などの合成素材によってシックハウス症候群を引き起こしてしまうケースがあるのです。(なかには結合剤にも、自然素材を使用している良質なものもあります。)
一方シラス壁は、一切の化学物質を排除した100%の自然素材で人の健康を害さない「安全・安心」な壁材です。
私たちは、住む人の『安全・安心』より、優先されるものは他にないと考えています。
そのため、健康を害さずほかにも様々な性能を持つシラス壁を、お客様におすすめしております。
それでは、シラス壁には具体的にどのような性能があるのかを紹介します。
シラス壁の特殊な性能
→外壁に「スーパー白洲そとん壁」を採用した長野市Y様邸
①消臭機能
シラス壁は、ペット・タバコ・食べものなどの気になる生活臭を短時間で消臭する力があります。
家具や、建材から放出されたホルムアルデヒドなどの化学物質もしっかり吸着し、再放出しません。
私たちの事務所は、<玄関ホール><リビングダイニング><トイレ>にシラス壁を採用しています。
また、外壁も「白洲そとん壁」というシラスの外装材を使っております。
②調湿機能
湿度に応じて、湿気を吸湿・放湿してくれます。
ジメッとした梅雨の時期でも、室内はサラリと爽やかな空気です。
エアコンの使用も抑えることができ、結露の発生やカビ・ダニの繁殖の抑制にもつながります。
③長寿命
ローマ時代のパンテオン神殿や、古代エジプトのピラミッドにも古代コンクリートの原料として使用され、今もその姿をとどめているほどの耐久性があります。
シラス壁は無機質の素材なので、紫外線に強く、雨風による色あせや劣化もほとんどありません。
防水性と透湿性(水蒸気を外に出す性能)が両立していること、耐久性の高さなどの特徴により、外装材としても力を発揮します。将来のメンテナンス費用を抑えたい方にもおすすめです。
また、このような性能の面だけでなく、見た目も自然素材ならではのやさしい風合いです。
ただいま進行中の工事は、土蔵の外壁と内壁をシラス壁にするという内容の工事です。
消臭や調湿の性能があり、耐久性にも優れたシラスな壁は、様々なものを保管する土蔵には、とても適しています。
現場では、大工さんによって着々と、外壁にシラスを塗るための木ずりが打たれています。
来週には、左官屋さんがシラスを塗る工程に入る予定ということなので、その様子はまた改めてご紹介します。
長野市で高断熱の新築や断熱リフォームをお考えなら、タイガハウスにお任せください!
2階のトイレ使用時に注意すること。
先週のことです。
朝7時頃電話で「二階のトイレが詰まって使えなくなってしまって、見てもらえますか?」
と、申し訳なさそうな声でした。
設備屋さんは朝早いのですぐ連絡を取ると、タイミングよく訪問先の奥さんの出勤前に伺うことができました。
診断結果は排水管の詰まりでした。
その日の夕方、詰まりを解消するための高圧洗浄機で水圧をかけると、なんとか解決したようです。
今回は、二階のにあるトイレでの注意点をまとめました。
【注意点】
1)二階のトイレは一階のトイレと違い排水経路が長くなりがちで、詰まりやすい。
2)最近のトイレは節水タイプが多く、流す水量が少ないので詰まりやすい。
3)使用頻度が少ないため冬などは排水管の中で汚物が固まり(凍り)やすい。
4)トイレのお掃除シートや、トイレットペーパー以外のもの、またトイレットペーパーでも大量に流すと詰まりやすい。
(お掃除シートは水になかなか溶けにくいので、二階以上の場合は流さずゴミ箱にポイのほうがお勧めです。)
何となく考えてみても、排水経路が長く使用頻度が低いとなると、詰まりやすい事はイメージ出来そうです。
対処方としては「大便を流す際は2回排水してほしい」とのこと。
トイレの詰まりは見る側も、見られる側もなかなか大変ですので、日ごろから流す際にはご注意を。
特に二階・三階となると詰まる可能性が高くなりますので、ご注意ください。
今回は、設備屋さんがすぐ動けたのでその日のうちに解消されましたが、
使用頻度のすくないトイレは詰まりやすいということを、是非覚えておいてください。
完全外断熱の高気密・高断熱住宅 地中熱活用住宅 長期優良住宅 長期優良住宅化リフォームのタイガハウス
1部屋リフォーム 長野市T様邸
GW明けからスタートした、長野市T様邸のリフォーム工事があと少しで完了になります。
昔、お蚕部屋だったところを、現在は居住用として使用していましたが下のようなご相談がありました。
今回のご相談内容
①畳の下の床が、歩くとペコペコとへこむ感じがするという事で、シロアリの被害がありそう。
②寒さが気になる。
③収納スペースを増やしたい。
④クロスの張り替えをおこないたい。
このようなご相談内容でした。
1.床下の補修
畳を上げて、床板を剥がしてみると、やはり白蟻害が見つかりました。
断熱材も、激しく劣化し隙間が多くあったので、きっと冬場の足元の冷えがつらかったと思います。
まずはじめに、傷んだ床下地材を、新しい部材へと交換していきます。
床には板断熱材を隙間なく敷き詰めました。これで万が一、床下に水が入ってきても断熱材が水分を吸ってヘタレることはありません。
以前の家と比べると今年の冬は、足元からの冷えがずいぶん解消され体が楽になると思います。
2.階段下を活用して収納スペースに

改修前の様子(階段下)
奥様から
「収納スペースが少ないので増やしたい。」とご希望がありました。
そこで、今回は上の写真の2階へ上がる階段の下のスペースを活用し、収納スペースを作ります。
階段下は今までも、収納ボックスなどを置きながら使っていたという事ですが、デッドスペースも多かったため、よりこのスペースを有効に活用できるように改修していきます。

改修後(階段下)
階段下に引き戸が取り付けられました。
引き戸を開けると中は、このようになっております。
クローゼット内のクロスは、落ち着いた色合いで無垢の棚板との相性が良くおしゃれです。
丈の長いコートなどをかけられるハンガーパイプも取りつけられ、今まで使われていなかった上部の空間も余すところなく活用できるようになりました。
可動棚になっているので、収納するものに合わせて、棚の間隔を調節することも可能です。
3.クロスの張り替え
クロスは剥がれたり、汚れたりしているところが多かったため、1階のリビングと2階の踊り場までのクロスを張り替えました。
白いクロスに張り替え、室内がとても明るい印象になりました。
T様、この度はありがとうございました。
長野市で高断熱の新築や断熱リフォームをお考えなら、タイガハウスにお任せください!
トイレリフォーム 長野市N様邸
長野市のN様から、「便器からの水漏れがあるから見てきてほしい。」と連絡がありました。
写真からもわかるように、水漏れにより床が濡れてしまっています。
まず、水漏れの原因部分をメーカーさんが修理し、その後水で濡れた床板を剥ぎ、新しい床板を張っていきます。
最後に、内装屋さんが壁紙を貼り、トイレのリフォーム完了です!
床板は以前よりもワントーン明るい色に変更し、壁紙も新しく張り替えたことにより、とても明るい印象になりました。
今回のN様邸のトイレリフォームですが、火災保険に加入していたことで水漏れによる損害が補償され、ご負担が少なく改修工事をおこなうことができました。
大賀では火災保険の取り扱いもしておりますので、「これは、保険で補償されるのかな?」など、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。
リフォームや、火災保険に関するお問い合わせはこちらをクリック
断熱リノベの強い味方?!次世代省エネ建材実証支援事業
最近は、環境に配慮した家づくりをおこなうことで、工事費の一部が助成されるといった制度が多くありますね。
つい先日、大賀も登録したSDGsにも関係してきますが、家庭からのCO₂排出量を減らしていくために、国全体で住宅の省エネ化を推進しています。そのため、毎年様々な補助金事業がおこなわれています。
国の長期優良住宅化リフォーム、長野では環境配慮型住宅助成金などいくつかあります。
大賀に「今の家を快適な家にしたい。」「中古住宅を購入してリノベーションを考えています。」とご相談に来る方、それぞれに一番あった補助金を紹介し、環境にもご自身の健康にもやさしい家を建ててほしい・・。
そのような想いで、補助金制度について勉強する毎日です。
そんな中、新たな補助金の制度の公募が始まったと社長から話がありました。
それが「次世代省エネ建材の実証支援事業」です。
以前からあった事業ですが、令和3年には補助金の上限額が大幅にアップしたことが注目したいところです。
そもそも、次世代省エネ建材の実証支援事業ってなに??
簡単に言うと、既存住宅の省エネ化を進めていくため、「一定の性能を持つ建材を使ってリフォーム工事をする方を支援します」という内容です。
築何十年と経っている既存住宅を省エネ化するためには、断熱性能をあげることがとても大切です。そのためには、断熱材や高効率な換気システム、断熱性能の良い窓やドアなどが必要で、一般的なリフォームと比べると金額は高額になります。
それを補ってくれるのが、「次世代省エネ建材の実証支援事業」です。
大賀では、住む人の安心・安全を何よりも優先した家づくりをおこないます。
ですから、夏の暑さによる熱中症や冬のヒートショックなど家の中での事故を起こさないために、一年を通して家中の温度差を少なくし、快適な室内環境の家づくりをしています。
そのために欠かせないのが基礎から屋根小屋裏まですっぽりと断熱材で覆う「外張り断熱工法」です。
「外張り断熱工法」の家づくりに対し支援をおこなってくれる今回の事業は、とても心強い味方だと期待しております!
→タイガハウスの断熱工法について詳しくはコチラをクリック
さっそく、中古住宅のリノベを検討されているお客様に制度の紹介をしました。
長くなってしまいましたので、お客様とのやり取りはまた次回に。
大浴場リフォーム 八ヶ岳 宿泊施設
宿泊施設の大浴場の浴槽の改修工事です。
【施工の流れ】
→まず、既存の浴槽の解体をおこないます。
→タイルや浴槽の天板を剥がしていきます。
→タイルをすべて剥がし終わりました。
次に既存の給水・給湯管を新しいものへ
取り換えます。
→続いては防水の為の工程に入ります。
まず、モルタルの下地を塗っていきます。
→プライマー塗装をしていきます・
※プライマーとは、下塗り用の塗布材全般を指します。
→乾いたところで、アスファルトルーフィングを貼っていきます。
→モルタルをからめるためのメッシュを貼っていきます。
→メッシュの上からモルタルを平滑に塗っていきます。
その後、ついにタイル貼りの工程に入ります。
ここまでの防水の為の過程がとても重要なのです。
→今回は、浴槽の天板部分や側面に、
光沢のある美しい「黒御影石」を使用します。
→浴槽床は、十和田石を使用しました。
十和田石は、水で濡らすと美しい緑青色に変化します。
光加減などでも色合いが変化するので、様々な風合いが楽しめます。
訪れた人の疲れを癒す、素敵な大浴場になりました。