このところ地中熱活用の断熱リフォーム、(長期優良住宅化リフォーム)工事が多かったのですが
今回は新築住宅となります。
建物を建てる場合、地盤調査を行い、その土地の強度を調べます。
地盤が固くて補強工事が必要ない場合建築費用も大きく節約できるので、土地選びから始める方は
その点を考慮しておくといいと思ます。
地鎮祭が済むと、すぐ基礎工事に入ります。
まずは建物がどの位置に建つのかわかるように、縄やロープで印をつけます。
建物の位置が定まったら、基礎をつくるために重機が入ります。この重機で基礎の底となる部分まで土を掘ります。
細かく砕いた石(砕石・さいせき)を敷地全体に敷き、地面を転圧して地盤を固めます。
その上に防湿シートを敷き詰めます。地面から床下に上がってくる湿気を抑える効果があります。
その後、基礎の外周部などにコンクリートを流し平らにします。これを捨てコンクリートといいますが、墨だしをする目的です。
墨だしが終わったら、基礎の外周部に型枠を組んでいきます。基礎の外周部にコンクリートが漏れないようにするためです。
型枠を組み、鉄筋を組んでいきます。ベース部分のコンクリートを打設します。この時、空気が入らないようにコンクリートを攪拌してやります。
ベースコンクリートが乾いたら、内部の立ち上がり部分の型枠を組み、コンクリートを打設し、コンクリートが充分乾くまで養生し、型枠を外します。
最近のように太陽の日差しがあまりにも強い場合は、コンクリートが少し固まってきたら静かに表面に水を張って、コンクリートの表面だけが急に固まるのを防ぐ、というようなことをする場合もあります。
こうして基礎が完成します。弊社で施工する外断熱の家は、基礎の外周部にこのように
断熱材を張ります。これが一つの大きな特徴となります。
一般的に基礎外周部に断熱材を張るのは、シロアリの問題がありとても危険ですが、
タイガハウスならでは安全策があるので安心してください。
基礎が完了になると、木工事に移ります。