「自然素材の家づくり」と言われても、使われる材料全てが自然素材では有りません。その6
自然素材は生き物です良い所だけでは有りません、素材によって
特徴が有りますので、ここでは内外装材のシラス壁に付いて書いてみます。
内外装材のシラス壁は、皆さんもすでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、
2万5千年前の火山の大噴火による火砕流が堆積して出来た、シラスが原料です。
南九州にはこのシラスが広大な大地を形成しております、そのシラス地層は農耕に適さず、
豪雨の際には土砂崩れ起こすなどの厄介ものでした。
しかし、近年研究が進み電子機器や医療など各方面で重要な役割果たす
新素材として世界から注目されえているようです。
シラスは、マグマの超高温で焼成された無機質のセラミック物質で、非晶質と言う
不規則な空間格子で乱れた配列をしている固体の為に、消臭、分解、殺菌、イオン化
等の機能が発揮すると考えられているようです。
シラスは粒子中の空洞にニオイや化学物質が吸着され再放出しませんので
調湿機能や消臭、殺菌効果が有り、室内の環境が良く「シラスの壁は良く眠れる」
とか「なぜか落ち着く」と言われています。
タイガハウスは、このシラス壁を内外装と主に使用しておりますので、
お客様から多くの喜びの声を頂いております。
長野市を中心に東・北信地域で再生可能エネルギー・自然素材を使って省エネ改修等も行う
タイガハウス