千曲市・長期優良住宅化リフォームの難関である屋根断熱工事に入ります。
今回のお宅の屋根は一階はカラー鉄板、二階部分は瓦ぶきです。二階の瓦ぶき屋根はそのまま使用し、一部増築するその取り合いの部分の瓦を下ろします。
昨日から屋根作業に入っています。一階のカラー鉄板の部分を剥ぐ作業から始めます。夏の午後は夕立の心配があるため、屋根を剥ぐときは長期の天気予報を念入りにチェックし、端から要領
よく剥いで追っかけて養生していきます。毎日記録更新の酷暑の中、屋根二重断熱工事は楽ではありません。ですがこの工程は夏冬の厳しい外気の影響から住む人を守るもので、高断熱住宅と
しては欠かすことのできない一番重要な仕事です。丁寧で確実そして迅速を必要とする屋根断熱工事は、一般的な屋根工事の3倍ほどの手間がかかります。断熱性に優れた屋根が完成するそれだけで工事中の家の中も随分楽になると思います。
今回のお宅は一階の屋根はこのような二重断熱になります。
二階の屋根は発砲ウレタンを吹き付けます。
この断熱工事は今回のものではありませんが、新築、既存住宅ともに屋根の状態により一番良い方法を選択して施
工します。このお宅も瓦を剥がない二階部分は下から発砲ウレタンを吹き付けます。特に屋根を手入れしたばか
り、というような場合は発砲ウレタンを吹き付けた方が経済的ではあります。屋根を解体して新規に屋根工事を行
う場合は二重断熱を取ります。
昨日は一階の屋根を剥ぎ養生はしているものの大きな夕立が怖かったのですが、何とか無事に今朝を迎えられまし
た。明け方とても涼しくこのまま秋かと思いきや、8月になったばかりの空は容赦なく照り付けてきます。今日も一
日現場の職人さんや担当者は暑さとの戦いで大変でしょうが、事故のないよう屋根断熱工事が終わることを願いま
す。
余談ですが、昨夜雨がなく安心していたのですが千曲市方面では結構雨が降ったようなのです。私たちの住む長野
市界隈は千曲市とは橋を隔て隣なのですが、安心もできません。ですが養生をしっかりしてあったようで。雨の影
響は少なかったようです。やれやれでした。雨はありがたいんですがね、本当は・・・。