軽井沢町で既存住宅断熱改修「長期優良住宅化リフォーム」が始まります。ですがその前にやらなければならないことが沢山あります。
ここ北佐久郡軽井沢町では「浅間山麗景観育成重点地域景観計画」に定められる都市計画区域があり、既存住宅でも新築の場合でも良好な景観の育成に関する方針に基づいて書類を作成、承認されなければなりません。ここは長野県と首都圏を往来する際の玄関口にあたり、日本を代表する保養地を含むことからたとえ自分の家であろうと条例に沿って行動を起こさなければならないようです。
本日は佐久地方事務所に、既存住宅の長期優良住宅の認定承認を受けるための書類を持参しました。これとは別に景観法の関係書類を軽井沢町役場に「景観計画区域内における行為の届出書」を提出します。
更に軽井沢町は保養地であるため、夏の1.5か月間は工事をすることができません。
すでにこの書類を作成する前から工務店である私たちの仕事は始まってはいるのですが、まずは実際に現場が動きだす前の第一歩の始まりです。(難しいですね)
《書類提出のため佐久地方事務所を訪れる社長》
書類提出後、景観法による庭の植栽調査のため現地に向かいます。ここ軽井沢町では、他の地域からの眺望に留意して景観の変容を抑制するとともに、樹林・樹木を保全して高原リゾート地としての景観の形成に配慮していくことが必要である、と「浅間山麗景観育成重点地域景観計画」に定められています。そのため自宅の庭木の伐採も景観条例に基づいて行わなければならないようです。
ここで樹木の種類と高さを概ね調べ、写真を撮り図面に書き込んでいくための下調べを行います。
《誰もいない庭の隅に可憐な花を見つけました》
樹木と樹木の間の距離を測定するには一人では難しいので、猫の手が駆り出されたわけです。にゃんとも・・(汗)
写真を撮ったり樹種を確認したりしているうちに、佐久地方事務所から連絡があり先程の書類を返していただくため、もと来た道を急ぎます。
6時を回ってしまいましたが、担当の方は「帰宅時間と重なり混んでいたでしょう」と、待っていてくれたのです。
なんとありがたい、この融通の利いた対応のおかげで、もう一度ここまで来なくても次のスッテプに進むことができます。
一日が暮れていきます。高速道路からの黄金の夕暮れに明日もまた晴れて暑くなりそうです。今日チョットいいことがありました。冷えたビールが待ってます。