長期優良住宅にすると何がお得になるのか?
1)税金面での優遇
不動産を取得したときに発生する不動産取得税が安くなる
・不動産価格の0.15%の登録免許税が必要ですが、
長期優良住宅は税率が0.1%に優遇
・固定資産税は一戸建てで5年、マンションで7年もの間2分の1に減額
2)その他の金銭的メリット
・住宅ローン控除が、長期優良住宅では5000万円まで優遇
(一般の住宅は 4,000万円まで)
住宅ローンを組んで住宅を購入した場合に、10年間ローン残高の1.0%が
支払うべき所得税から引かれるしたがって、
長期優良住宅であれば最大で年間50万円の控除を
10年間受けることができる
・長期優良住宅にするときには、補助金が出る場合もある
3)長期優良住宅のデメリット
申請には時間及び建築に費用がかかる
・長期優良住宅申請のための時間が必要になる
補助金の申請を希望するのであれば、建築前に長期優良住宅の
申請ができる工務店に相談するのがベスト
・通常の住宅と比べて建設コストが1.2~1.3倍ほどに増える傾向がある
定期的な点検をする必要がある
・住み始めてからの定期点検が必要である
長期優良住宅として認められるためにはさまざまな観点から長く快適に暮らせる家で
あることを証明する必要があります。
安全性や堅牢性に万全を期した住宅は、それだけ建築コストがかかってしまうこと
が考えられます。
木造の長期優良住宅を新築するなら、「地域型住宅グリーン化事業」の補助金
最大110万円を受け取ることができるかもしれません。
さらに、キッチン、浴室、トイレ、玄関のいずれか2つ以上を複数の箇所に設置する
住宅であれば、最大30万円が上乗せされる可能性があります。
中古の住宅を長期優良住宅へとリフォームするための工事には
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の補助金最大300万円を受け取ることができる。
この場合のメリットとしては、長期優良住宅を新築する場合と比較すると、
固定資産税などが従来の既存住宅・中古住宅のままの金額ですむ。
また増築する場合や10㎡以内に収めた場合、建築確認申請は必要ないため
確認時の印紙税等が不要になり、見た目新築同然になったとしても
住宅取得税はかからない。
以上のように中古及び既存住宅を上手に活用し、長期優良住宅化リフォームで
長期に使用できる住宅を確保するこは、国が進める中古住宅をなくす試みであり、
さらに増え続ける地域の空き家対策に歯止めをかけることになります。
私たち一人一人が自然環境のことを考えたとき、家から考えることは
一番身近で一番大きな環境保全につながっていくものだと思います。
長野市で高断熱高気密住宅のリノベーションを中心に行っているタイガハウス