驚きました。世の中にこんな耐震というか、
免震工法があったなんて、 思いもしませんでした。
知り合いから、「すごい断震工法があるのでどういうものか見に行ってみないか?」 と誘われ、
かなり興味を持って出かけました。
(エアー断震のモデルハウス)
このエアー断震工法は、
以前テレビで紹介されたそうですが、
私は見逃したようです。
エアー断震とは、
地震を感知すると空気(エアー)で家全体が地表から2~3㎝浮くのです。
重い家1軒持ち上げてしまう・・
信じられないですが、
実際に浮いているようです。
モデルハウスでは、
実際に震度7の揺れを体感してみましたが、
とても一人では 立っていられない程の激しい揺れです。
(震度7を体感した方は解かると思います)
初め緊張して顔がこわばっていましたが
そのあと思わず笑っちゃうくらいすごい揺れです。
(これは実験だと分かっているから笑えるのですが、
実際に現実だとしたら・・恐ろしい揺れです)
次はエアーで浮かした部分に乗ってみると
ほとんど揺れが感じられません。
何だか拍子抜けしたような気分です。
家が浮くとどうなるか・・
現実問題として不都合な部分が出てくることは当然想像できます。
しかし、エアー断震工法で建築された建物の配管を見ると、
建物が浮いてもいいように 給排水管などの全ての配管がチューブ状の物で繋がれています。
なるほど、このようになっているのか・・。
建物を空気(エアー)で浮かすためのコンプレッサーとタンクが、
テラスの下に収納されています。
(コンプレッサー収納)
(建物がエアーで2~3㎝浮いた状態)
基礎の天端から2~3㎝浮いた(黒い部分)状況が確認されました。
地震感知器が第一波を感知し、
建物を浮かせるので家の中にいる分には 地震が来ても、
殆ど気が付かないのです。
(体感して納得しました)
こんな揺れから逃れる工法がすでに研究されていたのです。
日本の研究者はさすがにすごいです。