以前から木製サッシにはとても興味が有りました。
できることならば、「タイガハウス」に使用したいと考えています。
しかし、カタログや写真を見ただけでは、全てを理解することはできず、
自信をもって人様にお勧めすることはできません。
処がいい機会に巡り合いました。
木製サッシ製造会社である、石川県羽咋郡にある「森の窓 株式会社」さんの
工場を見学をさせていただくことができたのです。
社長さん直々に説明をして頂き、その後工場内を見学をさせて頂きました。
こちらの工場では、木材を丸太のまま市場から購入し、
製品にする迄の全行程を行います。
丸太を製材後、ある程度の大きさにカットした木材を
乾燥機にかけ 含水率7%以下位まで乾燥させます。
(樹種や太さで乾燥時間は変わる)
その後、乾燥した木材を集成材に加工しますが、
製品のサイズより一回り大きく創ります。
樹種は何種類か選べるようで、5~6種の樹種が並べて有りました。
それを各サッシのサイズに合わせた長さや太さに
切断をして製品にするのです。
(全て特別注文になります)
木枠等の塗装後、ペアーガラス(又はトリプルガラス)をはめ込み、
金物の取り付けをしたりレールやパッキン材取り付け等、
いくつもの製造工程を経て、
一セットのサッシが商品として完成するのです。
その後、完成した製品を現場へ搬送する為、
厳重に梱包します。
木製サッシは搬送中どこかにちょっと当てただけでも
キズが付きやすいため、
養生用のパッキン材と合板等で
製品が完全に梱包されます。
今回見学させて頂き、製品が出来るまでの一工程ずつ、
キズが付かないように 丁寧な作業に大変関心しました。
木目を生かした、その美しさに改めて
木製サッシの良さを感じました。
社長さん、従業員のみなさん、大変お忙しい中を
丁寧にご説明頂きまして ありがとうございました。
今後、是非この製品を使用してみたいと思う工場見学でした。
自然素材のお好きな方々に、
これから自信をもって木製サッシの良さと
そのお手入れの方法などをお伝えしていきたいと思います。