家づくりに地中熱を利用すると、無尽蔵で無料のエネルギーが、1年を通して使えます。その1
みなさんが住む床下は、夏でも冬でも湿気が多く
冷たく 暗いイメージをお持ちの方が多いと思います。
特に冬は湿気が多いので、床下の地窓にファンを付け
外側に向けて 回されているご家庭も有ります。
湿気対策には良い事だと思いますが、
冬の寒さ対策には外部の冷たい空気が 床下にどんどん入り
床下が冷えて来ますので暖房の効率はかなり悪くなります。
いくら暖房をしても冷えてくるということになります。
実は私も地中熱を使った住まいづくりを手掛ける迄は、
まったく同じ考えで、地中の熱は一切利用出来ない物、
と思いこんでおりました。
その為、床下のコンクリートの下には断熱材を敷き
出来るだけ地中熱の影響を受けない方法で、施工をしておりました。
ところが、地中熱住宅に興味を持ち調べていった結果、
その考えがまるで逆だという事が解りました。
住宅に使う地中の熱は、どなたの家の床下にも無尽蔵に有りますが、
その熱は地球のマグマの熱では有りません。
では、どのような熱なのか?と言いますと、
太陽によって地表から暖められた熱が、
地中に移動し 地下5m位まで入りこんで行った太陽の輻射熱なのです。
この熱が春~夏~秋に暖められ、
地表から約5m位で15~20℃位に成ります。
その為地中5mの温度が一番高くなるのは12月初旬頃
低いのは4月頃に成ります。
春から夏にかけて温まった熱が、冬に冷やされますので
地中の温度は、地表と約半年間のずれに成ります。
この熱はどなたの家の床下でも、同じ動きをしているのです。
長野市を中心に東・北信地域で再生可能エネルギー・自然素材を使った省エネ改修等も行う タイガハウス