お盆の休み中ずっと降り続いていた雨は、
日本各地に大きな被害をもたらしました。
長野県でも各地で大きな被害があり、犀川、天竜川流域、
そして土石流による悲惨な被害も発生しました。
関係者の方々には心からお悔やみ申しあげます。
ここ数年頻繁に起こる自然災害は、過去には全く被害のなかったような地域でさえ
安心して暮らしていられなくなってきています。
大賀の事務所のある地域でも、以前台風19号の被害に遭いましたが、
今回は以前のような床上浸水こそはなかったものの、
岡田川の上昇していく水面を一晩中注視している状況でした。
最近は千曲川と岡田川の水位状況をネット上で見ることができるので、
わざわざ川岸迄行かなくても水位確認ができます。
今回も側溝の水を岡田川に排水してもらっていたのですが、
ポンプは12時半ころには止まりしばらく見張りをしていた業者さんも帰宅され、
静かになりホットしたのですが、それはそれで過去の経験が蘇り不安になるのです。
(あの時ポンプが止まったのは、もう排水しても無理で被害に遭わないよう引き上げた)
二人の息子たちは「ここは土石流の心配はなさそうだし浸水したらまた以前のように片づけるしかない」
というのですが、そんなに簡単に割り切れるものならどんなに楽だろう。
眠れない夜が無事に開け、やっとウトウトできたころ5時過ぎに
側溝の水を再度岡田川に排水して欲しい、と依頼が入り区長さんのご自宅に自転車で手配の要請に伺いました。
そんなこんなのお盆の長雨24時間でした。
翌日はなんとか雨も止んでくれたので岡田川の水位も自然に下がって行き、
皆で安堵したのです。
今回は犀川の被害が大きく千曲川の大水のニュースは出なかったのですが、
前回被害に遭われた方々はあの時の思いが蘇り不安になったと思います。
かつてないほどの大きな自然災害は年々増え続けているように感じます。
「火災保険の必要性」
今回少し安心できたことは、災害保険(火災保険)に加入していたことです。
以前は自宅だけでしたが事務所も火災保険に加入したのでその点だけでも気持ちが楽でした。
自然災害は人の気持ちや手ではどうすることもできません。
まさかの時心強いのは改修費用だったりします。
火災保険は火災の時だけ使える保険ではありません。
自分が加入している火災保険の内容を再度確かめてみることは必要です。
また加入していない人は一度考えてみることも必要でしょう。
帰る家が無事にあることほど心安らぐことはありません。