自然環境を考えて、長期優良住宅にしました。
須坂市K様ご夫妻は、「これからはできるだけ環境に配慮した家にしなければいけませんよね」、
との強いご希望により長期優良住宅が完成しました。
今年はお住まいになって二度目の冬となり、地中熱の取り込みは少し安定しつつある
ところだと考えられます。
住まい心地はどのようなものなのかお聞きしたのですが、「とても温かく具合が
いいですよ、みんなでとても喜んでいますよ」とのことでしたが、今度お伺いしたときは
もう少し突っ込んだ質問をしてみたいと思っています。
建物ですが、外壁はシラスそとん壁を全面塗装いたしました。
火山噴出物シラスは天然素材100%の左官素材です。
シラス微粒子の多孔質構造がマイナスイオンを発生、高耐久性といった機能を持つため、
外壁塗装材としては特別すぐれた素材です。
シラス材は粒子がとても細かく、滑らかに伸びて、ひび割れが出にくい特徴がりまが、
速乾性があるため高度な左官技術も必要になるようです。
【シラスそとん壁施工】
シラス素材は熱処理をしていないため人工的に造ることのできない複雑な自然構造を保っています。
不思議な温かみを感じさせる「やすらぎ感」は、このようなことから得られるのだと思います。
メンテナンスフリーと言われているため、タイガハウスではできるだけシラスそとん壁をお勧め
しております。
初期費用はサイディング外壁等より高額になりますが、10年~30年後、それ以降メンテナンス
費用が掛からないとなると、高額なリフォーム費用は不要なので将来的には、そのほうがコストを
削減できるし、環境保全につながります。
玄関までのアプローチ及び内部土間は黒御影石を使用しています。
【玄関内部】
リビング南側に持ってきたアイランド型キッチンは、K様邸の象徴として家族団らんの時以外にも
ご主人と奥様が手料理をふるまってくださる接待の場所でもあります。
【南側にしつらえたアイランド型キッチンと調理台】
以前の家の飾り障子や欄間は洗い直し、和室やそれぞれの部屋のアクセントとして再び使用されました。
経年熟成した建具類は新しい家に深みを与えてくれます。
既存住宅でも新築住宅であっても、ともに末長く愛される家であってほしいと願っております。
長野市で高断熱の新築や断熱リフォームをお考えなら、タイガハウスにおまかせください。
ゼロエネルギーの家 長野市M様邸
2017.3月竣工(長期優良住宅認証)
2016年9月より着工した3世代同居の「ゼロエネルギー住宅」。
2017年3月はじめに完成し、お引渡しとなりました。
→外壁は、紫外線に強く雨風による劣化もほとんどない「スーパー白洲そとん壁」仕上げです。
→三世代同居の広い玄関には、たっぷりと収納できるシューズクロークを備えています。
→1階の2間続きの和室。
欄間と障子は、元の家の建具をサイズ直しで再び蘇らせたもの。
新しい家に経年の建具類が加わり、趣のある落ち着いた部屋に仕上がっています。
→居間から和室を臨む。
南に面した居間続きの和室前広縁は、冬の日差しがたっぷりと差し、夏の日差しを和らげてくれます。
1階・2階ともに床は、杉の無垢材を使用し、足裏にやさしく、経年変化を楽しめます。
お子さんが大きくなる頃には、きれいな飴色の床になっていることでしょう。
M様、この度はありがとうございました。
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