2月22日(火)晴れ
先日テクノ財団の方がこの
「地中熱と太陽光の家」に大変感動して下さり
国立長野高専の熱の研究を専門にしている教授をご案内して、
ご来館くださいました。
天気はよく室内は20℃以上もあり早速、
地中熱測定システム(エコシステム)を
見ていただきました。
「今日は居室があったかいので
かえって床下に熱が移動しているのではないかな」
「そうです、温かい時はその熱も床下に取り込み、
冷えてきたらその熱を使いますので、
できるだけ昼間の熱は家の中に取り込んで欲しいのです」
「この熱の取り方は伝導100%と理解して、
熱伝導率の問題がありますよね」
「意地悪に聞こえるかもしれないけど、
たとえばこの発想が正しいと思うし、
理解もできますが、両隣りに家があった場合、
熱の入り方は影響を受けますよね」
「それは多少あるかも知れません。
でも全体的に見れば地面は広いですから、
そう大きな問題では無いと思われます・・」
「なるほどね・・ 」
「地下1mとの温度差は
熱が伝わりにくいから温度差があるんです。
熱を取る時、効率をよくするには、
床下のコンクリートの表面形状を変えてみるとか、
鉄筋えを入れることによって、
更に温度が上がりますよね、
コンクリートの表面積を多くしてみるとか・・
おもしろいですね」
「でも、鉄は腐食するので無理かと思いますが・・・」
「そうですよね、なにかもっと熱伝導率がよくて
耐久性のいいコンクリートがあればいいんですよね・・」
「地熱の取り方は色々な方法を見て来ましたが、
一般家庭にはやはり費用のかからないのがいいですよね!」
《2階ロフト空調室》
《施工中》
空調室を見て・・
「いいよ!いいね~、ここまでやるかね・・・(笑)」
「これだけ出来上がっているのなら
もう少し時間をいただいて・・・」
地中熱住宅第1号建設の話がでて、
「そうですか、よかったですねー、
そうしてお客さんに口コミで宣伝していただいて
成功させてもらってね!応援しますよ!」・・・と財団の方。
いろいろな発想が次々提案され、
目からウロコの半日でした。
今後更に研究して、
多くの皆さまに理解していただき、
このような自然エネルギー活用の家が
当たり前になって行くことを願っています。