1.床下に暖房機の設置は不要です。
地中熱住宅の床下に、エアコンや蓄熱暖房機を設置する必要は全く有りません。
これからの新築住宅は、どの御家庭でも高気密・高断熱住宅に
再生可能エネルギー設備の 設置が義務付けられた省エネ住宅になります。
エネルギーの消費を抑えるためには、断熱性能を上げ気密性を良くし、
隙間風を無くして、室内の暖かい空気等を逃がさない事が大切に成ります。
真冬に、室内でストーブ等炊いてどんなに室内を暖めても、
足元が寒いと暖かさを 感じる事は出来ません。
その為、エアコン等の暖房機を床下に設置し60~70度の温風を吹き出し、
床下を暖め、その 暖まった空気を内壁を通して全室暖房をしますが、
床下の狭い空間に高温の風を 吹き出しても
なかなか家全体に風は隅々までうまく回りません。
2.床下の高温の温風は建物に悪い影響を与えます。
床下に60~70℃の温風を吹き出しますと、
木材等への影響が全く無いとは限りません。
又、地中は14~15℃ですので しっかりした断熱をしないと、
基礎の立ち上がりや土間コンクリートが高温に成りますので
熱は寒い方に移動をし地中を暖める状態に成り、
多くの熱が地中に吸収され逃げてしまいます。
その為地中にかなりの熱量が吸収され
ランニングコストに影響を及ぼします。
床下空間を部分的に広く取りますが、
基礎の部分が深くなると言う事は 工事費用にも影響を及ぼします。
床下に暖房機やエアコンを設置し、暖房する場合は
基礎と土間部分の断熱材の つなぎ目部分を
どの様に施工するかが、大変重要に成ります。
長野市を中心に東・北信地域で再生可能エネルギー・自然素材を使って省エネ改修等も行う タイガハウス