1.家づくりに地中熱を利用すると、
無尽蔵で無料のエネルギーが、1年を通して使えます。
その6
現在、地中熱は住宅に限らず公共施設など色々な場所で使われています。
国際空港ターミナル、銀行、工場、鉄道の施設、
農業用ハウス、道路の融雪等 多岐に渡り、
又、東京スカイツリー地区では地中から取り出した熱を、
周辺地域に 熱供給を行っているそうです。
この様な大型物件のほとんどは、
地中熱ヒートポンプシステムが使われております。
空気熱源ヒートポンプと比べ、
年間の電気料金が20%以上削減でき
暖房等の燃料費も油焚ボイラーと比べて、
77%の削減が見込まれているようです。
又、冷房時に発生するコンプレッサーからの熱も、
地中で熱交換するため、大気中に 放熱する事も無く、
ヒートアイランド現象の緩和にも役立ています。
このように、地中熱を有効に取り入れと、
確実に省エネが達成できる事や環境にも配慮出来る事も分かり、
東日本大震災以降、再生可能エネルギーへの関心が、 高まって来ております。
そして現在長野県では、
条例により床面積が2.000㎡以上の建築物の新築時 には
「環境エネルギー性能と自然エネルギー導入」を検討し、
建築主が工事着手前に県へ届出書にまとめて届け出が必要です。
又、住宅などの小規模な建物(床面積が300㎡未満)も
本年4月1日より 検討制度の対象に成りました。
この様に、省エネルギー法等により届出書の堤出や、
検討制度が義務づけられた 事により、
近年急速に地中熱利用等の普及が進んできております。
長野市を中心に東・北信地域で再生可能エネルギー・自然素材を使った省エネ改修等も行う タイガハウス