前回IHヒーターのことを書きましたが、今回は電磁波の発生が極端に少ない、「第3の調理器」についてお知らせします。
その器具は「スーパーラジエントヒーター(RH)」という調理機器で、あまり知られていませんが、使ってみるとその良さがわかってきます。
RHのしくみは、リボン状の金属片でスイッチを入れると3秒後には赤く発熱し、その下にあるセラミックを温め、その遠赤外線を利用して調理するものです。
磁力線の働きで食品を直接加熱します。どちらも同じ電気を使うのですが、IHヒーターとRHでは熱源が全く異なります。
一番ありがたいのは、遠赤外線ヒーターなので、電磁波の発生が非常に少ないということ。ですから、心臓ペースメーカーを使用している方、妊婦さんや補聴器を使用している方にも安心して使用できるということです。心臓ペースメーカーを使用している方にも、ガス以外の選択肢があるという朗報になります。
次に嬉しいのが、使用する鍋を選ばないこと。土鍋、ガラス鍋等なべ底が平らであれば使用でき、新たに買い替える必要はありません。
《耐熱ガラス、普通の土鍋も引き続き使えます》
そして遠赤外線で調理することから、炭火で調理した時と同様で料理がふっくら美味しく仕上がります。
調理中プレートが熱くなることからガスの仕様と似ています。炎は出ないので鍋ふりはできませんが、布巾や衣類が付くと焦げたり燃えますし、やけどにも注意が必要です。プレートは一度温まると長時間熱いので、煮込み料理は特におすすめで経済的です。
RHで沸かしたお湯は口当たりが柔らかく甘いので、お茶も美味しく入れることができます。ガス、IH、RHとどれもそれぞれいいところがありますが、体のことを考えるならRHをお薦めします。価格はIHヒーターとそれほど変わりませんので、IHヒーターが傷んできたら簡単に差し替えることができるので、視野に入れることをお勧めします。