「玄関ポーチのツゲの柱」
大岡村から切り出してきたツゲ の丸太。何とか表を決めて立ち上がりました。自然の木はなかなか難しく割れも入っているけれど、お施主様の選んできた一品ものです。
お父さんが植えたこの木は、孫の代で新たに「断熱リノベーション」という中でのご縁がつながり、我が家の玄関先に迎えられることになりました。
玄関戸も据えられて、やっと家の顔が見えるようになりました。家中のサッシも取り付けられ、これからは雨の心配もいりません。
真夏の夕立に泣かされた現場ではありましたが、日に日に涼しくやがて寒くなるかと思えばあの時の苦労も懐かしく思いだされ、今ではみんなで笑ってしまいます。
《サッシが入りこれで雨もどんとこい…かな?》
一軒の家を丸ごと暖かい家(断熱リノベ)にするには、新築ほどの時間と手間がかかります。お施主様の覚悟も必要になります。
もうこの家は壊すしかないとあきらめていたご家族は、今の場所を離れ、ハウスメーカーで新築することを考えた時期もあったそうです。それでも、弊社の「建て替えたくない人の断熱リノベ」体感会にお出で下さった。
ご縁とはどこで繋がるのかわかりませんが、壊してしまうには忍びない家がどんどん消えていくのは本当にもったいない話です。資源の少ない日本なのに諸外国より住宅の寿命が短命すぎるのも不思議な気がします。
壊されていく家にもう一度新たな命を吹き込む、大賀の「新築を超える断熱リノベーション」は、ご都合の良いときにご体感いただけます。
ちょうど今が一番「地中熱住宅」の良さがわかるときです。無暖房でもほんのり暖かく、まだまだ夜も朝もエアコンを入れなくとも地面からの熱で十分暖かく暮らしています。