軽井沢の現場で、まさかの出来事。
8月下旬のことになります。工事の前に電気屋さんとの打ち合わせと、ご近所さんへの工事挨拶のため軽井沢に向かいました。
玄関内で打ち合わせ中に長野県の腕章を付けた方が玄関先に見え、「これから上皇ご夫妻がレタス畑に向かわれます。お時間があればお見送りしたいただけないでしょうか?」
と、声をかけてきたのです。この家の脇道を通りお出かけされるようです。
昨日上皇ご夫妻が軽井沢入りされたことはニュースで知っていたのですが、軽井沢と言っても広いです。自分たちとは無縁のことだと思っていました。
人生でこんな奇跡のようなことが起こるんですね。電気屋さんと3人でこの信じられないような出来事に言葉もなく、お互いの顔を見合わせてしまいました。
「上皇ご夫妻のお元気そうな笑顔」
軽井沢は涼しいといっても、近年はエアコン無しでは暮らせないそうです。この日は時折涼風が吹いているものの8月の暑さの中、車の窓も全開で行きも帰りも私達5~6人ににこやかにお手降りをされるのです。みんなでスマホを向けるのもとても失礼な気がして、お帰りの際にはこの目にお元気なお姿をしっかり焼き付けさせていただきました。
この貴重な時間の間にご近所さんとも色々な話ができ、工事の挨拶の折には気持ちよく受け入れていただくことができました。それもこれもみな、ありがたいことでした。
9月に入り別荘の明かりも少しずつ消えて、軽井沢の夏休みも終わります。誰しもがやっと物音をたててもいい季節になりました。ここで暮らしている方々もビーバーなどを使って草刈りができないと、おっしゃっていたのでやっと草刈りができるようです。
ここに来る途中でも建設現場など動き出しているらしく、車両の出入りが賑やかに感じます。あちらこちらの家々ではカーポートの新設や新築などと工事屋さんが入り、軽井沢もにわかに活気を帯びてきたようです。吹く風は心地よく秋野菜の畑は広がります。
軽井沢の冬は早いためこれから効率よく仕事を進められるよう、ベテラン大工さんと社長は仕事の流れを確認し合います。