おかげさまで弊社は平成26年3月6日に創業15周年を迎える事が出来ました。
平成12年に高気密・高断熱住宅で、出来るだけ光熱費の掛からない暖かい家を造りたいと、妻と二人で始めた会社です。その後、平成19年に次男を迎え15年間、今日まで頑張ってこられましたのも、協力業者の方々と皆様方の暖かいご支援があったからこそです。
本当に小さな事務所で小さな仕事から始まって、ようやく、当時はまだ珍しかった太陽光発電を取り入れ、暖房設備は灯油ボイラー1台のみで家中の温度差のない環境を目指した先進的なエコな家を任せて頂く事が出来ました。まだエコ住宅という言葉さえ無い時代でした。
その後、有り難い事に家1軒を丸ごと高気密・高断熱リフォームのお仕事を頂きました。
当時はまだ灯油が一番安いエネルギー源だった時代でしたが、その灯油が次第に高騰していく中で「このままの生活を続けていて大丈夫なのだろうか…」と徐々に不安に思う様にもなりました。
そんな葛藤と試行錯誤を繰り返す中で、たまたま知ったのが地中熱を活用した家でした。ですがこれには大掛かりな設備を必要とする工法の物が主流で、それが果たして一般の住宅に適しているのか疑問でした。
そんな中「これなら!」と思えた物がエコホームズ(株)さんが中心となって開発された「伝導型・地中熱住宅」でした。その組織もフランチャイズとは違い、日本中の小さな工務店がそれぞれの地域で独自の工夫を凝らし、その研究成果を共有し合い、切磋琢磨し合うという趣旨にも好感が持てました。
そうして全国の地中熱住宅の仲間からなるエコハウス研究会の一員として、寒冷地・長野市における独自の地中熱住宅「タイガハウス」開発を各協力業者の皆さんと始めました。
そして平成22年、地中熱を取り入れた完全外断熱のモデルハウスの建設に至りました。それにより全国の工務店や地元のお客様のご支持を頂き、現在は新築と断熱リフォームの両方から地中熱を活用したエコ住宅に特化しております。
当社の造る家は決して安価な家ではありません。
しかし、完成後の光熱費が極力掛からない様に、基礎断熱から屋根の断熱まで完全外断熱で施工し、床下から小屋裏まで外気の影響をほとんど受けない、尚且つ壁内の空気が室内側・屋外側共干渉し合う事無く流れる様な仕組みになっています。
今年、建築業に携わって47年目を迎えて思うのは、住む人にも訪れる人にも「この家何だか気持ちがいいね」と思って頂け、次の世代の方々にも「こんな家が欲しい」と思って貰える様な、そんな家をこれからも造り続けたいという事です。
以前からお世話になっていた方とのご縁で、昨年、自宅前の築40年の家をお譲り頂きました。
この家を今年3月、外断熱リフォームで“事務所兼おもてなしスペース”として完成させ、新たに15周年の年をスタートする事が出来ました。
旧事務所では大変ご不便をお掛けしました事、又そのような場所にも関わらず大きな信頼を寄せて下さいました皆様方には、本当にありがたく心から感謝しております。これからも私どもの良き理解者として、末永くお付き合い下さいます様お願い申し上げます。
また、この事務所がどなたでもお気軽にお立ち寄り頂ける様な場所となればと願っております。
いつでもお気軽にお立ち寄り下さい。
改めまして15年間のご支援、本当に有難う御座いました。
今後とも宜しくお願い申し上げます。