千曲市にて「長期優良住宅化リフォーム」工事スタート
ゴールデンウィーク明けから、千曲市内で長期優良住宅化リフォーム工事が始まりました。
築43年木造2階建ての家中の寒さ、耐震性への不安、生活動線などの悩みを解消するための断熱リノベーション工事です。
〈解体前|築43年の家〉
お施主様は書籍を読んだり昨年の構造見学会に参加されるなど、今回ご自宅の工事に至るまでに熱心に家づくりについて勉強されていました。「いい家を建てたい。」という強い想いが伝わってきました。
今回はお施主様からのご希望があり、工事に先駆けてお清めをおこないました。
「長年住んだ家です。皆さんどうぞよろしくお願いします。」
作業前のお施主様からの挨拶で、現場の雰囲気がより引き締まります。
解体前の準備
建て替えの場合とは違い、リノベーションの場合は解体前にいくつかおこなうべき作業があります。
まずは現場監督が解体屋さんたちを集め、今回の工事で「壊すところ」と「残すところ」を図面上で確認します。
その後、図面と照らし合わせながら、実際に家の中を見てまわります。
〈残す箇所にテープで目印をつけていく作業〉
〈解体前、保存のため外された建具〉
欄間や障子、襖などの建具は、張り替えや手入れをおこない、改修後も再び使用します。
住宅と同じく「手を入れながら長く大切に使う。」私たちが大切にしていることでもあります。
リノベーション後もそのまま使用する柱や床の間などは、工事中に傷がつかないようにしっかりと養生しました。
あとは、壊す場所を細部にわたり確認しながら手作業で解体を進めていきます。
「広くて使いやすい。」と、家族のお気に入りの場所でもあり、冬の寒さ・夏の暑さの原因にもなっていた大きな掃き出し窓が並ぶ明るい広縁。窓の向こうには様々な種類の花や木々が手入れされているのが見えます。
ご家族のお気に入りの場所は残しながら、既存住宅のお悩みを解決する断熱リノベーション工事となります。
「もう顔まで布団をかぶって寝る冬は嫌です。」と、初めて事務所にご相談にいらしたときの奥様の言葉が思い出されます。
今年の冬には、暖かい家で過ごしていただけると思います。
築43年の家の断熱リノベーション工事の様子、またスタッフブログでご紹介いたします。
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