長野市・築58年・建て替えたくない人の断熱リノベーション
「もうこの寒さは我慢できないし、建て替えることも考えたけれど、やっぱりこの家に住んでいたいです。」
「なぜこの家がいいのかわかりますか?」と、お施主様から逆に質問されました。
「一日の仕事を終え、この窓から見える夕焼けを眺めながら、いっぱいやる。これがもう私にとっては
最高なんですよね!これをなくしたくないんですよ!」
「私は、この場所から見える景色がとても好きなので、家を壊してしまうと今と同じ景色が見えるとは限らないでしょ、このままこの家の間取りを残してあったかく暮らしたいです。」
少し前までは、子供さんたちの誰かがこの家を引き継いでくれればいいのにな、と思っていたようですが、
これからはお二人の生活を中心にお孫さんを安心して預かれる場所にしたい、とお考えになられたようです。
その後、建物解体はほぼ終了し、周りの犬走を取り除く工事に続き、基礎コンクリート打設前の下準備が始まっています。
この犬走りのコンクリートが特別固く、斫り機を取り換えての作業になりました。
《基礎屋さんと打ち合わせ後、談笑する社長》
まだ6月だというのに、今日も朝から30度を軽く超えてくる暑さです。
本来であれば、屋根をそっくり剥ぎ二重断熱をしてから、屋根仕上になりますが、このお宅は数年前に改修済みなので、屋根下から発砲断熱材を吹き付ける方法をとります。
この暑さの中、今屋根があるだけ炎天下の作業よりは幾分楽だと思いますが、どちらにしてもこの暑さです。
お互い熱中症には気をつけたいです。
《既存住宅の内部スキ土》
《既存住宅に基礎コンクリートを打つため建物内に砕石を運搬する》
《機械の入らない場所は手でスキ土する》
解体工事で痛手を受けても花をつける、けなげなチョコレートコスモス。
来年の今頃は、きっと素直に伸びて咲き誇るでしょう。暑さに負けずお互い頑張りましょう!