5月の末から始まった土蔵の改修工事も、残すところ、左官工事のみとなりました。
土蔵外部仕上げは、シラスそとん壁を塗っていくのですが、その前に大工さんによる外部下地処理があります。
下の写真は、「木ずり」といいます。
壁にモルタルなど左官材を塗るための下地として張っていくもので、材種は主に
スギを使用しています。
建築現場ではよく目にする光景かと思います。
通気のため、縦に留められた胴縁の上に、一枚ずつこのように杉板を留めていきます。
写真は、大工さんによる木ずり工事が終わった段階での写真です。
通気のため、縦に留められた胴縁の上に、一枚ずつ木ずりを留めていきます。
このように土蔵の周りをぐるっと1周留めていくのは、足場上での作業になるの
で、見た目より大変な作業になります。
大工さん、毎日暑い中お疲れ様でした。
次に、木ずりの上から壁下地用のシートを張ります。
シートには小さな穴が無数にあいており、湿気は通しますが水滴は通さないので、
壁内部の結露の発生を抑えます。
その上から、ラスという鋼製の網を取り付けていきます。
そとん壁やモルタルなどの左官材の吸着力を高める効果があります。
今週あたりから、そとん壁外部の下塗りの工程に入る予定です。
最近は雨の日が多いので、そのような日は土蔵内の作業が中心に進められます。
その様子は、次回のブログにてご紹介します。
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