今日は私の通っているお茶のお教室に、かわいい園児が日本の文化に触れるためのお勉強に来ました。
お教室の先生と娘さん、お手伝い2人(私達)でお出迎えです。かわいい年長さん15~16人ほどと引率の先生2名がバスで到着です。
待合室で準備を整え、しばらくすると緊張した面持ちで開けてある襖の向こうから大勢の園児たちがお座敷に入ってきました。
皆さんいつもと違う雰囲気の中、やや緊張気味のよう。ご挨拶の後に始まるお点前に真剣なまなざしを向けます。いつもと違ってお行儀がいいようです。
サスガ、来春一年生になる子供たちです、場をわきまえて行動できることに感心させられます。
お点前をしっかり正座して拝見している子供たちです。
みんなに見つめられる中、先生方も姿勢を正してお茶を頂きます。「先生、頑張って!」「先生美味しい?」なんて、声が聞こえてきそうです。
全員一通りお茶を頂いた後、「皆さん、お茶を点ててみたいですか?」の声に、全員が「ハーイ」と元気よく手を上げました。時間も少なくなってきたので、お茶碗に白湯を入れ、茶筅を振ってお点前の練習です。これが一番楽しかったようで順番に何度も「茶筅ふり」を楽しんでおりました。
「楽しかった~、あしたお母さんとまた来たい!」なんて、言葉も出てきました。
皆さん昨日は英語でお礼のお手紙を書いて、今日は謝礼とともに先生に渡してくれます。一人ひとり持参した袋から現金を取り出し、先生に感謝の言葉とお礼を手渡してくれます。
日本の教育では なかなか見られない光景ですが、なるほど、いただいた対価としてお支払いする、ギブ&テイクの精神です。今後この子供たちが世界に羽ばたいたとき、自然にこの考え方ができ世界の中の一人として活躍してくれることでしょう。
帰り際に子供たちは、敷地内にある「茶室」の「にじりぐち」から室中に入り、内部を見学。茶室の薄暗さに思わず「くら~い」、と言っていたようです。
今日はそれぞれおうちに帰りどんなお話をするのか、覗いてみたい気持ちです。