一見きれいに見える事務所の床をどうしたらいいだろう、と皆で悩みました。
「こんなに綺麗なのに・・このままでいいんじゃないですか?」と、誰もが言います。
一見きれいに見えますが、床下点検口から覗くとひどいものです。
このように、乾いているものの泥だらけです。
伝導型地中熱を活用するためにには、特に床下はきれいでなくてはなりません。
ですが、被災後半年以上も経つと、もうみんな疲れ切っています。
本音を言えば床下洗浄だけで済むのなら済ませたいところです。
ネットで床下掃除の業者さんを見つけたのですが、
長野方面には来れないとのことで あっけなく断念しました。
こうなったら完全に床の張替を決断するしかありません。
重い机や本棚、コピー機をどうしよう、
ということで悩みましたが前進するしかありません。
床下の泥は乾いて魚のうろこ状です。
ホウキで簡単に寄せ集めることができ、
ちり取りで少しずつ集塵袋に入れ、
残ったものは掃除機で吸い込むのです。
土台や根太(ねだ)など全て手の入るところは洗剤で拭きとり、
その後高圧洗浄機で静かに隅々の泥まで洗い流します。
この高圧洗浄機は優れもので、今回の水害では大きな力を発揮してくれました。
泥水は雑巾で何度も吸い取り、あ~やっと完全に納得できる床下になりました。
これで、すっかり乾けば安心して地中熱活用ができます。
床下配管は、こんなに汚れていたので
新しいパイプと交換します。
新しいパイプは改良され蛇腹になっているので、
自由に床下に挿入できます。
床下にきれいに収まり、
やっと安堵できました。
これで室内にも空気を循環させることができます。
長野市を中心に再生可能エネルギー、自然素材を使って 高気密・高断熱リフォームをおこなうタイガハウス